穴埋め人生

gtd本もちゃんと読んでないけど、そのキモはやることリストをきちんとつける、というようなことだと理解している。
それはね、なんだかな、という気が少しする。
何故か、考えると、ただ日々空白を埋めていく人生って、先が決まってしまっているようで味気ない印象をうけるのだと思う。
小さなゴールを決めてそれをやり遂げる快感がきもちいい、というのは経験上しっているけど、私は普段から予定を立てておくのがきらいで、最後まで別の可能性を残していたい気分が強い。そういう性格が影響してるんだろう。
しかしよく考えると、味気ない、なんていうのは想像力が少し足りないせいかもしれない。
まず、リストしてるのは死ぬまでにやること全部というわけじゃない、ある程度先までのことがらだ。その先を考える忍耐がないというのは、少し未来に飛躍した世界を想像する力が弱い、朝三暮四の猿だってことだ。
それから、外部メディアにかきつけてしまったからと言って、未来永劫不変のモーゼの十戒じゃないのだから、変えちゃってよいのだ。目の前にあるもの以外を、現実世界をこえた可能世界を考えることができない、井の中の蛙だってことだ。
大事なのは、やることリストを自分の外に出して、目で確認し、対話しながら自律していくことなのかな。
それに、なにかやり遂げるにはぼんやりとでも残り時間の消費のしかたを考えていなければ。
何にしろ、原書読むこと: Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity

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でも大元の決定論の方は決着がついてない気がする