北杜夫全集 第12巻 どくとるマンボウ昆虫語/どくとるマンボウ小辞典

bbb: 全集読破中

どくとるマンボウ昆虫記

どくとるマンボウ小辞典

『へそのない本』より

どくとるマンボウ氷海をゆく、より。筆者が宗谷に便乗したときのこと。乗組員は南極越冬を経験している。そして

越冬中、十六人の隊員が毎日顔をあわせているわけだが、そこには単純で大した意味もない流行語がうまれる。「ヒーヒー」「泣きで」「ソウヨソウヨ」「帰りてえよお母ちゃん」「そんなこと言ったっておまえ」「ソーリー」「オーター」「かなしいなあ」「ハラショ」等々。(p302)

ある言葉からたちあがるイメージがすごく密に共有されて、新しい意味がどんどん成長するのだ。

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記録をさぼってたので少し忘れる。
虫、SF、異国、など、筆者の世界をつくるものたち。