同一性・変化・時間

同一性・変化・時間

同一性・変化・時間

bbb: 青木さん
ref: マクタガート (英哲学者) 「時間は実在しない」 p122

McTaggart, J., "The Unreality of Time", Mind, 17, 1908. (in his Philosophical Studies)
McTaggart, J., The Nature of Existence, London, 1927, Vol.2, Ch33.
Gale, R., The Language of Time, New York, 1968, Ch.3.
Dummett, M., "A Defence of McTaggart's Proof of the Unreality of Time", Philosophical Review, 69, 1960. (in his Truth and other Enigmas, London, 1978. : 真理という謎)

ref: アウグス ティヌス 告白 (下) (岩波文庫 青 805-2) 時間とは何か、、問うものに説明しようとするとわたしは知らないのである p126 独今論
ref: 哲学・航海日誌 虚想論->超キュビスム的構造->脱大森庄蔵化=>眺望論 p143
ref: 言語と認識のダイナミズム―ウィトゲンシュタインからクワインへ 言語というもののなめらかさ p245
著者氏があとがきに、表紙のデザインはぼくがやったんだよ、って書いてるのに図書室が表紙外してしまってる.ひどい.
第II部の、今目の前で話してるような語り口が、よい.と思ったら、まえがきを見るにそんなライブ感を出したかったのだとある.
p135 著者氏が過去に書いた論文をまずスタートに話を進めるのだけど、時間と同一性を語るところに過去の彼の論文をもってくるのが、いい意味でこにくらしい.
p154 今度はマクタガートの視点から著者氏が弁論し、それにまた著者氏の視点から返答する形をとっている.空間というか会話空間のキュビスムの実践

時制的な関係 時間的な先後関係
過去現在未来 同時以前以後
A系列 B系列
ここ? 近い遠い

p201 身体と記憶とどちらをとるか、という話.身体は変化させないで記憶を別物にさせられるか、記憶は変化させないが身体を別物にさせられる(ゴキブリとか)か.著者氏は記憶を保存する方がよくて、学生は身体をとる人が多いとか.私は、記憶を別物にしちゃったらもうそれまでの私はいなくて、あぁ、こんな身体になって、とか思い煩うこともないから記憶をかえられちゃってもいいかなぁと思う.死んでもいいってことか.
p240 「認識の変化は言語変化として示される(ことがある)」