WorldChanging: 地図は地形に非ず、シムはシティに非ず
WorldChanging: Another World Is Here: The Map is not the Terrain; the Sim is not the City
レトロシリーズの一つ
モデリングとシミュレーションによって複雑なシステムを理解することができるが、取りこぼしもでてくる。より現実的なものにしていくには使われているエンジンをオープンにするのも手ではないか。
例としてシムシティを取り上げたのが「地図は地形に非ず、シムはシティに非ず」の記事:
- 現実のモデル化には必ず仮定がおかれるものだ
- 場合によってはきちんとその仮定を明文化している
- おしゃれなグラフィックやアニメーションで上塗りしていることもある
- SimCityは広く知られ、楽しまれているが、ゲーム以上のものとして受け取られていることもある
- 学校教育や学術論文、(うわさによれば)行政の計画部門にも登場する
- The Next American City の記事 Playing With Urban Life: How SimCity Influences Planning Culture で SimCity の歴史、応用、モデル上の仮定の概観がされている
- モデルやシミュレーションによってプランナーが都市をどう見るかにどんな影響があらわれるかがよくわかる
- ここで言われているようにゲームとして作られていること(神モード)も問題だが、多くは大元のモデルに手を加えられないことからくる
- シミュレーションゲームではカオスのふちで繰り返し再認可能な環境で遊ぶことができる
- SimCity のように都市という大きなシステムの中で原因とその効果の複雑な関係をのぞくことができる
- だが教育ツールに使うにはモデルが透明で変更可能でなければならない
- システムの効果だけでなく、システム自体を遊ぶことができなければならない