シュタイナー思想入門 (ロサ・ミスティカ叢書)

シュタイナー思想入門 (ロサ・ミスティカ叢書)

シュタイナー思想入門 (ロサ・ミスティカ叢書)

bbb: 借りようとしてた本の近くに発見。一般的興味。
finish: 050622
もう返してしまったので具体的な文句は参照できないが、シュタイナー思想は神秘思想を現代にふさわしい科学の言葉で語る、というような言葉がかかれていた。東から西の宗教・思想を総合し、その色々な要素が一致をみることに確信をつよめ、世界は人間を中心につくられていると説く。それは一つの考え方であるし、完全に否定はしえないけども、科学的ではない。科学は一歩一歩、飛躍することなく、クレーンでひとつひとつの積み木を組み上げていくものだ。発想する時には飛躍することもあるかもしれないが、正しいと認められるためには順序だった説明が求められる。これは入門書だからそのへんの説明ははしょってるのかもしれない。それに、このような壮大なお話のもとに自分が生きているのだと信じることは、精神的なつよみになるだろう。しかし私は、人間は宇宙のなんの変哲もない一点にうまれたちょっと脳の大きな、どうしようもなく説明をしたがるさびしい動物なのだと信じる方を選ぶ。そのほうが正しいと思うから。どこかでは霊界というのもあるのかもしれないと思いつつ。
なんか外してるような気もしてきた。
科学は意味とは関係しない。シュタイナー思想は意味を考える。そもそもの出発点が違ってるのではないか。